2020-01-01から1年間の記事一覧
これも古典的名著ですよね。最近そういうのばっかり読んでる。今まで読んでこなかったので。 本書の裏の解説によると、「通常の論理的な一貫性が失われている男ムルソーを主人公に、不条理の認識を極度に追求したカミュの代表作」とのこと。 通常の論理的な…
村上春樹の訳、かなり好きだな。原文を読んでいないので分からんが、少なくとも「キャッチャー・イン・ザ・ライ」みたいなクドさはなかった。 自分は表題作を映画で知った人間だ。 村上春樹も怒ってたけど、確かに映画から入ると、ホリーにオードリーヘップ…
いちオタク(無生産側)の視点から言わせてもらうと、3話に関しては自分が思っていたものとは少し違った。 まずこれまでの話で語られ、前提にあるものが ①自分の「好き」がかすみと折り合わないというせつ菜の自覚(2話からの流れ) ②スクールアイドルとファ…
誰もが知っている本ランキング1位でありながら、読んだフリされるランキング1位でもあるこの本。自分は読んだフリする側の人間でしたが、この度ようやく読んだと言える様になりました。 本作は、ディストピア、監視社会の例としてあげられているが、実際にそ…
誰もが読んでいる本、というものを全く読んでいないことに気がつく度に、これまでツイッターで無為に過ごした時間を想い、悲しくなる。 「わが闘争」「銃・病原菌・鉄」「失楽園」「神曲」などなど、全て未読。挙げ始めると本当にキリがないので、滅多に「読…
フォロワーに誕プレでもらった。 村上春樹はちょいちょい読んでるけれど、個人的に毒にも薬にもならないなというのが正直な感想で、読んでいる時は、度数低めの酒をちびちびと飲んでるような嬉しい感じになるのだけれど、読み終わると「あー読み終わった。や…
アニメ「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第2話の感想です。 正直、最初に視聴した時は「あれ? 1話に比べてあまり心に響かなかったような……」とか思ってしまったのですが、2回目の視聴で「なるほど!」となり、4回目くらい見たらマジで脚本うまいなくら…
これまたすごい漫画だった。 「スクール・アーキテクト」の魅力は、なんと言ってもその漫画の構成だろう。 1巻と2巻で、少しばかり舞台は変わる(続編といえば続編だが、主要人物は大きく変わる)ものの、前半にキャラ紹介を兼ねた群像劇を展開した後で、そ…
最近の時間の使いかたとして、7月頃のセールでウン万円分購入した電子書籍を読み尽くすという行為をしている。 その中で、自分は最高の漫画家に出会ってしまった。 青田めい である。 出会いは「うにうにうにうに」だった。正直に言って、「うにうにうにうに…
フォロワーに誕生日プレゼントで送ってもらった本……自分はお返しに酉島伝法の総集編を送りました。未読ですが……。 百合(少女)小説の原点かつ最高峰として名高い吉屋信子だが、自分は「花物語」でスゲ~!ってなったくらいで、これは読んだことがなかった。…
最高の百合漫画と話されながらも、個人的にはずっと引っかかっていた作品。 3巻までフォロワーに譲ってもらって読んでから、多分2年くらい経った気がする。 ようやく読む気が起きて、結局8巻まで全部買って読み終えたのが今朝の話。 いやあ、最高でしたね!…
太古の遺跡とは、なぜかくも魅力的なのだろうか。 インターネットの話である。 昔から自分は、太古の文化に憧れてしまう節がある。自分が初めてインターネットを自由に使えるようになった時、おもしろフラッシュ倉庫が隆盛を誇っていた。 「おもしろフラッシ…
アニメ「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第一話の感想です。 なんかごちゃついたので軽く纏める。 ①上原歩夢の葛藤について ②上原歩夢と高咲侑について 前編 ③優木せつ菜の「CHASE!」について ④桜坂しずくの演劇部の練習の引用 ⑤上原歩夢と高咲侑につい…
個人的に好きな漫画家が「大好きな作品」として挙げていたので、気になって購入。 筆者・題名ともに知らなかったため、前評判も知らずに読み始めたが、非常に面白い試みをしている。 なんといっても、「もうすぐ死ぬ人間の名前の前に*をつける」という謎に…
昨日、ぼんやりと自カプについて考えていて、やはり自カプが唯一正しいと思い至る。何百回目の天啓であり、「Eureka!(発見した!)」に近い論理的整合性も満たしている。オタクは常に話を誇張するものだが、自カプに関しては特にひどく、ある日突然、ひと…
TENETを見た。2回見た。 公開初日にIMAX、そして今日4DXで鑑賞した。 2回目はボロボロ泣いた。マジで。 2回見て気がついたが、この映画、初回とそれ以降でガラリとジャンルが変わる。 難解SF映画から、人間の意志や友情について目が向くようになる。 少なく…
kindleで読んだ。これ、すごくいいですね。 阿佐ヶ谷姉妹が普段の生活をエッセイで綴るというものだが、そこで見え隠れする二人の人生観がすごくいい。 阿佐ヶ谷姉妹っていうと、「よく顔が似ているけれど赤の他人同士のコンビ芸人」くらいの認識しかなかっ…
今週は、以前と比べるとまだ見た方かな。最盛期は一日三本とか見ていたのだが、どうも時間がとれずに悔しい思いをしている。俺はまだ、この世にある面白い映画の1%も見ていないのに……。今まで映画を見てこなかった分を取り戻さなくてはならないのに、どう…
個人的に今まで見てきたものは管理していたのですが、別に公開してもしなくても変わらないし、寧ろなんらかの話題作りになった方がいいし、これを見て有識者がさらに面白い映画を教えてくれることがあったら最高なので、公開します。逐次更新。 オススメがあ…
この2週間も相変わらずほのうみ小説総集編と格闘していたが、無事に入稿できたし(3日後に不備があって再入稿をおねがいされるが)、ハ~やれやれ次は何しようかなと思い、そういえばパスタの話書いてなかったなと思って書いたら大変なことになった。想像以…
こんばんは。みなさんは昨晩、どのようにお過ごしになられたでしょうか。 コーヒーを片手に映画鑑賞? 家族みんなでサザエさん? 死んだように寝てた? 自分はなんか知らんけどキモい記事かいたら拡散されまくって、終わりました。 主に胃が。次々飛んでくる…
かなり前のことになるが、自分のなかでもようやく整理がつくようになったので書きたいと思う。 先月くらいまで、札幌市はコロナによる経済縮小対策として、「スマイルクーポン」というものを発行していた。これは宿泊施設に泊まれば誰でももらえるクーポンで…
昨日、無事に総集編の入稿を終えた。 長かった……。本当に長い戦いだった。 冗談抜きでこの一ヶ月間ずっと編集作業をしていた。というのも、総集編というものは、そのまま過去作を載せることもできるわけだが、自分の場合、過去作を読み返すと「なんだこの下…
ほのうみ小説総集編の作業で他のことが全く手につかず、全然映像を見れていなかった。まだしばらく掛かるので、映画からは少し離れた方がいいかな……。少し考えます。多分見る。 8月14日 映画139「雨に唄えば」(1952) 自分が見たことあるミュージカル映画と…
北海道といえども夏は暑く、食べ物が腐る。 このまえ、レタスを常温で放置していたところ、購入してから3日後にはレタスの底の方がグズグズになっており、ひと玉まるごとゴミ袋に捨てた。それをすぐにゴミ捨て場に捨てれば良かったのだが、怠惰のために燃え…
無事にラボミーティングも終わりご満悦の日々を過ごす。映画をもっと見たいが、かつてのコロナ禍(今もそうだが)の時のような勢いがなく、悲しい。あ、でも代わりに無限に電子書籍で漫画読んでる。あとあとで紹介したいと思います。それもこれも頑張らねば…
いきなり善人ぶらせてもらうが、自分は外食時にスタッフに「ごちそうさま」や「美味しかったです」と言うように心がけている。いやそんなの当然だろうと思う人が大多数だと信じたいが、数年前に知り合いと一緒に昼飯を食べて下膳口に向かって挨拶したところ…
公開当日なので、少女歌劇☆レヴュースタァライトの総集編「ロンド・ロンド・ロンド」を観に行った。コロナの影響で上映館数も少なくなっているらしく、いつも利用している映画館では上映されていなかった、ので少し遠出をしての鑑賞。 以下はネタバレを多分…
無事にラボミーティングも終わりご満悦の日々を過ごす。映画をもっと見たいが、かつてのコロナ禍(今もそうだが)の時のような勢いがなく、悲しい。あ、でも代わりに無限に電子書籍で漫画読んでる。あとあとで紹介したいと思います。それもこれも頑張らねば…
「レズビアンの透明化」という単語が流行っているらしく、なんだそれと思って調べると、どうやらたみふる先生の例のツイートが話題になっているらしい。 自分は「付き合ってあげてもいいかな」を読んでいないので、それについて適当に触れることは許されない…