始まるからには終わりを覚悟しなければいけないわけで、気が早いことに、このブログの末路を想像しています。今までに立ち上げたブログは３つくらいありますが、そのどれもが１週間も経たないうちに、数か月更新されていないブログに生えてくる、冬虫夏草のような広告の群れに侵食されました。今もなお、彼らは忠犬ハチ公のように主の帰りを待ち続けているのかと思うと涙が止まりませんが、薄情なことに、私はもう彼らのURLを覚えてはいません。確かなのは彼らのURLにファミリーネームの如く「negishiso」が刻まれている事実のみであり、その名こそが私たちを繋ぎとめる唯一の手綱なのです。
さて、仰々しく始めたことを早速後悔しています。なぜなら、この前のブログも恰好をつけて始めてしまったばかりに、毎度毎度気取った文章を書くのが億劫になったからです。今回もそのような未来が見えますが、そう考えれば、短命であるという点もまた、ねぎしそファミリーの証になり得るのかもしれません。美人薄命とも言いますし、短命であることは、必ずしもデメリットだけではないでしょう。就活のアピールポイントにもなりますしね。
さて、察しのいい人なら「自己紹介してないけど、『ねぎしそ』って、この人の名前なのかな？」とか、「あれ？話題の切り替えに『さて』を２回続けて使ったな？」ということに気が付いたかと思います。そしてどちらもその通りです。
親切なブログなら、そろそろ自己紹介をすべきなのでしょうが、ここで残念なお知らせです。私は山本寛監督のようにオタクに厳しいスタンスを貫こうと思っているので、そのようにコトはうまく運びません。新規に優しいコンテンツは末永く続いていくと言いますから、美人薄命を宿命づけられたこのブログは、その逆をいかねばならないのです。
ねぎしそのことを知りたかった、あなたの悔しそうな顔が目に浮かびます。ハンカチを歯と歯に差し込み噛み締めて、「キーッ！」と下に引っ張る様子が容易に想像できます。ですが、安心してください。私もあなたのことを知らないのです。これでイーブン。ここがスタートラインです。
今からお互いを知ればいいのです！
まぁ、私は読者に興味はありませんが……。
