前日の話はこちら。
起床!!!(AM5:00)(ウマ娘理事長)
ではまず、宿泊したホテルの朝食バイキングの様子から。
全然謙信の味しなかった!(それはそう)
ちなみに上越の米だからと言って、特別な味はしなかったです。そういうものか。
ちょっと海苔っぽい香りがしなくもない。
これ美味しかった!もっと全国展開してほしいな。
これを入れた味噌汁、入れなくても絶品だったのが、かんずりでスーパーサイヤ人になった感じです。
これが朝食バイキングで一番うまかったやつ。揚げ豆腐とは違う、麩菓子のような甘みも軟らかさもない。かたく自立した油揚げとでも言おうか。非常にジューシーで面白い味でした。
言っちゃ悪いが、カツを乗せてソースを掛けるだけなので、多分家でも作れます。でも美味しかった!特にカツが好き。
朝からよく食うなあ。ウマ娘か?
そうです。(違います)
飯を大量に食い、新潟駅に向かう。
改装中でその全貌は見えず。エンドコンテンツかもしれんな。
で、新潟に来た理由はもちろんコレですよ。黄色と赤と黒の看板が眼に嬉しい。
店舗に入って驚愕。
えっ。
二郎に予約席なんてあるんだ……!
これ、二郎のオタクならみんなビビるのでは!?
個人的には、この予約席の札があるだけで美術館に置けるレベルのアート性を感じました。見事に二郎についての固定観念を破壊している。評価されるべき作品です(ただの予約席です)。
小豚 900YEN 全マシ。
この美術館はラーメンも出てくるのか……と思いながら写真撮影。実は前評判で、新潟二郎はまあまあの旨さと聞いていたので、あまり期待はしていませんでした。
が。
これ、めっちゃ美味いですよ!
たまたま上振れた可能性もありますが、それにしても美味い!
シャキシャキヤサイの隣にある塊の背脂には笑ったけれど、スープが格別に美味くて真顔になった。富士丸の豚臭さをうまく除きながらも、塩分ではなく豚の旨味とニンニクでスープが作れている気がする。麺は極太で嬉しいし(札幌は最近細くなりつつあるのだ)、何より豚である。豚の繊維の一本いっぽんがPURIPURIしていてジューシーだし、ふた口サイズの豚がゴロゴロしているのも嬉しい。
この日の新潟二郎はかなり完成度が高いと思いました。ごっそさん。
いや~食った食った。と新潟駅に戻る途中でおにぎり屋さんを発見。
新潟のおにぎり専門店かあ……。
デブにそういうの見せないほうがいいですよ。あいつら満腹でも食うんで。
あ~あ。ほらね。
(ちなみにやや美味い程度で、どこの白米も常にうまいことが分かった)
さて、電車までまだ時間がある。
時間つぶしに駅構内の店で利き酒体験でもやるか。
良い感じにできあがってそうな人が一升瓶を掲げているのめちゃくちゃ怖いな。銅像でも近づきたくねえ。
コスパ最高と言いなさい(マキマ)
ワイン酵母!?ワインの味がするのかなと思ったが、酵母の役割は糖をアルコールに変えて同時に炭酸ガスで香り付けを行うことではありながらも、米とブドウでは元の成分が違うから、お酒の種類を越えてまで「ワイン」らしさを獲得するのは難しいですね。そもそも口当たりが違うし(要するに、ワインではなく日本酒だったと言っています)(それはそう)
あと、なんとなく選んだこれが人気ランキングに入っていて、恐らくみんな「ワイン」の文字列の物珍しさに選ぶんだろうなあ~と思いながら、みなと同じようにこのお酒に真っ先に食いついた自分の主体性のなさに悲しくなりました。日本酒のなかにワインがあるという特別性の強調、その「広告」の購買喚起力によって、主体の意志決定能力が削られていく痛み……。
俺たちは、広告に踊らされて消費するだけの存在じゃねえ!(ドン!)(酒を飲みながら)
ふつうだ。
2枚も入れるんだから頼むぜ!と思ったが、ふつうの大吟醸だ。
ここらへんでやはり俺の舌はバカだと気付く。
最後のこれ、これだけはすごく美味しかった。看板に書いてました、「あとから風味が変わって林檎のような甘みがあります」と。まさにその通りです。僕は看板に書かれたとおりの感じ方をして、そのままを文字にして伝えます。
いや~。酒、わからん!
個人的には、おばちゃんが「ああもうあかん、酔ったわあ!」とふらふらしてデカい声を出しながら酒を飲み続けているのが印象的でした。はやく僕もこれになりたい。
時間も潰せたので、ようやく今日の目的地の秋田にまで向かう。
ここで面白いのが羽越本線、酒田行きの電車。
なんとこの電車、たった2両なんです。ちんまい。それでいて、乗り換え無しで4時間32分かけて酒田まで走るので(途中長すぎる休憩もあるが)かなりパワフルな電車だな~と思いました。
で、さらに面白いのが、この電車は撮り鉄(電車を撮影するのが好きなオタク)に人気なのか知らんが、発車してからすぐにめちゃくちゃオタクの群れに遭遇するんですよね。カメラや三脚やらでポジション闘争しながら、複雑に絡み合った撮り鉄の黒い塔が至る所にできあがっていて、素直にキモいなあ(褒めてる)と思いました。
右側の車窓は平地でオタクばっかりですが、左側の車窓はまあ綺麗でした。この路線、ずっと海岸線に沿っているので、景色がすごくいいんですよね。日本海がずっと見れます。
こんな感じ。綺麗だなあ。
ちなみにこの路線(新潟-酒田間)、4時間32分と言ったけれど、特急の「海里」に乗ればもっと速く行けるんですよね。「のってたのしい列車」として売りに出されているこの特急は、地元の高級料亭の弁当が食べられるということで、かなり面白そう。席もかっこいいし、気になる人は一度調べてみてはどうでしょう。海里の存在を知ったのがこの日の前日だったので、予約できずに悲しい思いをした自分ですが、もしこの路線を通る用事があるなら、海里に乗ることをオススメします。いい経験になる気がする。
あ、でもこの鈍行の列車も良くて、本当に人が乗らないので、2車両あって全乗客2~10人を行き来する感じになります。それでみんな靴を脱いで向かいの席に足を乗っけたりしていて、実質新幹線よりも広い足場が確保されているんですよね。今の時期だけなのかもしらんが、鈍行でも十分面白い路線だと思う。
さて、ようやく酒田駅に到着。
外、暗いですねえ。まだ20時なんですけれど真っ暗だ。
問題なのは、
①ここが目的地ではないということ。
②秋田行きの電車までの待ち時間が100分あること。
なんですよね。
いや、もうここで泊まれよという感じではあるのですが、今日中に秋田まで行かないと明日の「早朝(ここが重要です)」に青森に行けないのです。
というわけで、ここからさらに100分待って、秋田行きの電車を待ちます。
100分の時間の潰し方といえば、もちろんおわかりですね。
酒です。酒田だけに(ドッ!)
は?
というわけで駅近くの大衆居酒屋に凸しました。(酒飲みのために記事は分けてます)↓
(リンク予定地)
で、それなりに酔いながら電車に乗り込み、無事に秋田駅に到着。
この時点で23時です。しんど。
ここから駅直結のネカフェに泊まって、学園アリスの30巻と31巻を読んで(ぼくは異常者なのでネカフェに泊まった時は必ず学園アリスを読み返します)、今井蛍が佐倉蜜柑に向けた感情とその決断と勇気と愛にボロボロ涙を流してから寝ました。
全人類、学園アリス(漫画版)を読んでください。
お疲れ様でした。
3日目に続く。