前記事。
はい、ということで秋田行までの列車の待ち時間、100分間に居酒屋を楽しめるかのタイムアタックです。
今回選んだのは「とらさん」。
何と言っても、駅から徒歩2分くらいに位置しており最高に近い。
それに見た目が良い。大好きになりました。
店内はかなり混雑しており、なかなか人気店のようでした。
そんでもって、店を切り盛りしているのが老夫婦とその兄弟?なのかな。3人だけで調理とホールとキッチンをやりくりしていてかなり忙しそう。それもあって、予め「多分提供が遅くなりますが大丈夫ですか」との話が。普段ならいいのだけれど、今回は100分という限定された時間がある。果たしてこの「遅くなる」がどこまで遅いのかは未知数だが、行けると踏んで入店した。
注文は何にしようかとメニューを見ていると、なるほど、酒田名物の「むきそば」なるものがあるようです。詳細は頑張って画像の文字を読んでください。
簡単に言えば、麺になっていない蕎麦です。
早速酒を注文しようかなと悩んでいると、「どういうのが呑みたいの?」と女将さんが話してくれ、「地酒を飲みたいです」と話す。
すると、女将さんの手元にあったお酒を「じゃあこれどうぞ」と渡された。
えっ、このお酒は何だ!?そもそも誰かの注文なのでは!?と思ったが、面白いのでそのまま呑むことにした。
味はね、わかんないです。うまい日本酒はみんなうまい。
お通しでこういうのが出てくるの、最高ですね。めちゃうまです。
ちなみに酒の銘柄は何度聞いても聞き取れませんでした。
「これなんですか」
「東北の大吟醸です」
このやりとりを30分くらい間を開けて3回くらいした気がする。東北の大吟醸って、候補が多すぎるんよ。
まあ美味しいからオッケーです。
「三幸」での奇跡を信じて頼んだもつ煮込み。うん、まあ大衆居酒屋のもつ煮込みですね。というより、むしろ豚汁のようなものかも。身体が温まっていいですね。
つぎにこれ。確かシロとカシラ。もうめちゃウマです。このこんがり感が最高で、風味も味付けも一級品。こういうのが食いたかったんだよ。
最後に、酒田名物「むきそば」。
これがかなり調理に時間がかかるらしくて、電車の時間に間に合うかどうか、かなり厳しいところを攻めていた。注文してから70分くらい掛かっていたかも。
途中で「オーダー通ってますよね」と急かしてしまったのが申し訳ないのだけれど、こちらも明日の美術館巡りが掛かっているので許してください。ここで謝罪しておきます。
で、これは冷と温を選べるようで、自分はなんとなく冷を選択したのだけれど(これも時間がかかった要因かも、すみません手間取らせて)、これが抜群に美味かった!
スプーンがぶっ刺さってますが、これで提供されました。ビジュアルがおもろい。
こんな見た目で、お椀に入った麺汁、そこにそばの実がいっぱい沈んでいる感じですね。なので、ぷちぷち(ぷりぷり?)した蕎麦の実をスプーンで掬いながら、そばつゆと一緒に食べる感じ。見ての通り薬味もしっかり効いているので、味としては蕎麦をすすっているのとまったく変わらない。でも食感はズルズルではなくぷちぷちで、喉ごしではなく口の中で味わうような違いがある。これもなかなかのカルチャーショックというか、「こういう蕎麦もあるのか!」といい体験が出来ました。
来て良かった~。賑やかだし雰囲気も良かったです。
で、お会計の時にこういうの渡してもらえました。なんでも開店してから(10周年だったかな?)何周年になるらしく、その記念だとか。いや、すごい金額だな。500円って結構な値段ですよ。
また酒田行くときは是非寄らせてもらいます。