新薬史観

地雷カプお断り

美術館と図書館に行く

本当ならばタイトルに「映画館」も追加したかったのだけれど、映画館へのアクセスが悪すぎて足を運べない。そう離れたところにあるわけでは無く、車があれば十数分でいける距離ではあるのだが(都会からすれば非常に遠いことは否めない)、家族みなが「ねぎしそは家に引きこもるもの」だと思い込み、勝手に自分たちの予定を組み立てていき車に乗っていくので、自分は祖母の介護を強いられ昼間で自宅待機をせねばならないし、外出時の相棒は偽ロードバイク(自分はロードバイクだと思って買ったが、自転車屋の店員は「これはロードバイクではないです」とのこと)ということになる。俺はこいつと旅に出る。美術館と図書館に行く。ついでに映画館にも行ければいいのに。

と思って感傷的に書き始めていたのだが、よくよく考えれば自転車でもそう遠くないことを思い出した。あれ、もしかしたら自転車に乗って映画館見に行けるかも。というより、仕事終わりに映画館に向かうことだって可能かもしれない。今までずっと車に乗って行っていたので、「休日に」「車でしか行けない*1」という固定観念に縛られていた。まるでゼルダの伝説のダンジョンのようだと思う。そうか、自転車でも行けるのか。しかも平日でも行けるのか!

仕事終わりでもぜんぜん「ドライブ・マイ・カー」観れるじゃん!

ちょっと急にテンションが上がってきたので今回の記事はここで終わりにしようかと思います。*2

このブログ書いて良かった、こういう気付きがあるのでブログは良いですね。

 

*1:実は自分は免許を持ってはいるものの、車の運転がめちゃくちゃに嫌いだ。事故した時のリスクと移動するときの利便性を考えると、あまりに釣り合いが合わないからだ。それゆえに車に乗って映画館に行くことに強い抵抗感があった

*2:ちなみに本来書こうとしていたことは、美術館で何故か毎月初めの日曜は入館無料になっていたこと、浜田知明『初年兵哀歌 銃架のかげ』『初年兵哀歌 歩哨』や吹田文明『虹は花の色を盗んで咲く』、君平『7.62MM 7食入』などを知ることが出来た嬉しさについてだった。入館料無料が嬉しいのは言うまでもないことだけれど(ただ社会人として全然払える金額ではあるし、入館料を払った方がこの美術館のためになるんじゃないのかと思ったりするので、今度行った時に聞こうかなと思ったがかなり失礼なので辞めます)、やはり良い作品に出会えた時の喜びは格別である。自分はこれまで美術館の所在地が田舎である故に、展示されている作家も作品も、同郷のよしみで飾られているものしかないんじゃないのと思っていたところがあった。そのため都会の美術館しか行く価値はないと思っていたのだが、地元の美術館で宇佐美圭司『遺作・制動(ブレーキ)・大洪水』を見て以来認識を改めているし、とんでもない作品というのはふとした時・場所に転がっているものである。もちろん、田舎より都会の方が接点が多いために出会いやすくなる確率は高いと思うのだが、田舎でも全然悪くないなと思えるようになってきている。特にこれは図書館において言えるのだけれど、地元の図書館がはちゃめちゃに優秀なので、海外から国内の有名どころの小説が多数揃っている。自分の経験上でしかないが、こればかりは都会でも珍しかったりするので、せっかくなのでもっと活用していきたいなとぼんやり考えている。これで気の置けない友人さえできれば最高だし、事実高校同期がそこらに居るので不可能ではないと思うのだけれど、このまえ呼びかけてから一気にコロナが拡大し、立ち消えになってしまった。インターネットオタクと連絡をとればいいのだけれど、最近はインターネットに人間関係を掌握されすぎな気がして良くないな~と声優と家族以外からほぼほぼ来ないLINEを見ながら考え込んでしまう。まあ原因は自分から話しかけないことにあるのだけれど、周囲はみんな車か釣りにしか興味がないっぽいからなあ。SNSで同郷のオタクを探すしかないのかもしれん。インターネットから離れたいのに、離れるためにインターネットを使わなければならない本末転倒感。とほほ。