長門知大『将来的に死んでくれ』(2017)全7巻
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【総合評価】 7.5点(総合12点:全体10点+百合2点)
【作品の立ち位置】
ガチで大事にしたい作品(9<x)
積極的推し作品(8<x≦9)
オススメの手札に入る作品(7<x≦8)
まずまずな作品(6<x≦7)
自分からは話をしない作品(x≦6)
【世界構築】
1点 (2点)
特筆すべき点はないが、同性愛が素直に受け入れられている(もっとも、親を含めた殆どの人は本気だとは思っていないのが良い)世界であることは好み。作画やコマ割も素直で良くも悪くも癖がない。
【可読性】
1点 (1点)
読みやすい。
【構成】
1点 (2点)
話の展開、構成には特に工夫がない。同じことの繰り返し感はあるが、ギャグ作品はそういうものなので仕方がない。むしろ似たような「好き好き」な話で7巻まで描ききったことを評価すべきなのかも。
【台詞】
1.5点 (2点)
リズムもよく、突っ込みが冴えており、面白い。色々挙げたいが割愛。ぜひ本編で楽しんでください。
【主題】
1.5点 (2点)
愛を語り続け、愛のためには手段を選ばないと覚悟を決めている女の子が、特に何も(繋がりも)求めていない女の子に何を与えることができるのか、という話は非常に面白い。結論から言えば「賑やかし」としてキャンキャン吠えていて面白れ~と思わせる程度のことはできる、という百合豚には少し寂しい展開なのだが、安易にキャラを歪めて相思相愛に持って行かなかった点で評価できる。
【キャラ】
0.5点 (1点)
キャラがかわいい。愛を貫こうとする菱川も、友達としてのラインを決して譲らない小槙も良い。対立構造が決定的だ。
加点要素【百合】
1点 (2点)
小槙と付き合うためには自らの命すら賭けても良いという菱川に対して、「将来的に死んでくれ」(賑やかしとして長生きしてくれ)という小槙の関係は、交際を概ね拒むものであり、百合作品としてありそうでなかった話のように思う。この関係すらも「百合」として消化することに抵抗がないと言えば嘘になるが、良さを感じる自らの気持ちに嘘はつけないので百合として消化させていただきます。
【総括】
正直、小槙が菱川にラブになる話も読みたいので俺は脳が終わりかもしれない。
同時上映(不定期開催)『きょうの日記(220403)』
作:ねぎしそ
お昼に二郎のインスパイアを食べました。美味しくなかったです。汁はよかったのですが、麺と豚がひどいので悲しかったです。やる気あんのか。
献血にいきました。いつもは全血をしているのですが、なんとなく思い立ち成分献血というものをやってみました。始めてだと思っていたら6年前に東京でやっていたらしいのですが、全然覚えていない。きさくなベテラン看護師みたいな人が会話をしながら刺してきた注射が過去一に痛くて流石に笑いました。ギャップが好きです。
夜は鴨そばを食べました。
未だにそばのおいしさが分からず、頑張って風味を感じようと蕎麦を噛みまくっていたのですが、後から聞いた話によるとそばは喉ごしを楽しむものらしいですね。それは多分これまでにも十回くらいは聞いたことがあるライフハック*1なのですが、毎回そばを食べ終わってから思い出します。そばだけそういう「テク」が必要なのが腹立たしい。うどんもラーメンも噛んだり啜るだけで美味しいのに。そばは何が楽しくてそういうテクを必要とする立ち位置になったのだろう。何様のつもりだ?本当にイライラする。お前はもう麺類を名乗るのを辞めろ。出汁はうまかったです。出汁のうまさしか分からない。もう出汁専門家になろうかな。
終
*1:でもうどんもそういう楽しみ方をするのだと聞いたことがある