新薬史観

地雷カプお断り

水野敬也『夢をかなえるゾウ』読んだ!

水野敬也『夢をかなえるゾウ』(2007)1巻のみ

[水野敬也]の夢をかなえるゾウ1

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【総合評価】 5.5点(総合12点:全体10点+百合2点)

【作品の立ち位置】

ガチで大事にしたい作品(9<x)

積極的推し作品(8<x≦9)

オススメの手札に入る作品(7<x≦8)

まずまずな作品(6<x≦7)

自分からは話をしない作品(x≦6)

 


【世界構築】1.5点 (2点)

「関西弁を喋るガネーシャ」の独自性は高く、自己啓発本独特の文体も採用しているために、なかなか稀有な読書体験ができる。少なくとも普通の小説では味わえない世界だ。

 

【可読性】1点 (1点)

問題なく読める。


【構成】1点 (2点)

特筆すべき点はない。破綻もしていない。


【台詞】0.5点 (2点)

特筆すべき点はないが、ギャグが総じて寒いのが気に掛かった。

 

【主題】1点 (2点)

最近、自己啓発本への認識を改めており、大前提として「自己を啓発することは良いことだ」という気付きを得ている。ガネーシャの教えもきちんとメモをしてみたのだが、その殆どがしょうもないセミナーで語られるようなものだったので少し悲しくなった。ただ、本作は「ここに書いていることは他の自己啓発本にも書いているし、どうせコレを読んでいる貴方は読むだけ読んで満足して行動に移さないよね」としっかりメタ言及をしたことで、他の自己啓発本を俯瞰するような立ち位置を築いている。マーケティングとしてはかなり巧い。

 

【キャラ】0.5点 (1点) 

特筆すべき点はない。

 

加点要素

【百合】0点 (2点)

該当描写無し。


【総括】

全4巻のシリーズものらしいですが、二度と読まないと思います。