新薬史観

地雷カプお断り

中国地方旅行3日目(下関→秋芳洞→角島→須佐)

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中国地方旅行3日目、下関→秋芳洞→角島→須佐のコースです。

 

これまでの旅行の記事はこちら。

中国地方旅行1日目(京橋→広島) - 新薬史観

中国地方旅行2日目(広島→宇部新川→下関→福岡→下関) - 新薬史観

 

今回は3日目の記録用メモです。

 

①唐戸市場(山口・下関)

ホテルを出てすぐに向かったのが、唐戸市場。ここではうまい海鮮が味わえるということなのですが……。

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マスクをしているフグが出迎えてくれる*1

会場内は海鮮のコミケみたいな感じでした。市場はどこもそんな感じですが、この日は人があまりに多すぎたこともあり、各ブースでは行列ができているところもあったりして面白かったです。
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例えばこういう感じに展示されています。結構寿司ネタ、高いですよね〜。回転寿司に慣れている自分にはつらい価格でした。最低価格1貫100円、最高600円という価格帯は、他の店舗でも統一されており、ブースごとの差別化はそこまでハッキリとなされていないイメージなので、気になったものをとっていくスタイルで十分楽しめると思います。

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で、自分が選んだのがこいつら!

アジ、大トロ、エンガワ、脳天、頬肉、カマトロなどなど。

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ネタがデカすぎる……。

感想としては、お値段分の価値は最低限保証されている印象があります。ただ、大トロ(400円)やカマトロ(500円)は人間の旨味許容量の閾値を超えているので、脳で逝くコスパを考えるなら大トロで問題ないかと。個人的にはエンガワ(200円)が最高すぎたので、流石にリピしました。

もうひとつ、友人からのタレコミで「のどぐろはヤバい。大トロより美味い」ということなので、600円というふざけた価格に本当に悩みましたが、後悔はしたくないので購入に踏み切りました。

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真ん中、トップランクの価格ののどぐろ。
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たしかに見た目は最強感が溢れていますが……肝心のお味はかなり旨い程度。大トロより旨いかと言われると首を傾げてしまいます。ただ、大トロやカマトロがほとんど魚というカテゴリを超えて、もはや牛肉に該当することを考えると、のどぐろの旨味は間違いなく魚のものであり、ほぼ完璧な「旨い魚」であるようには思いました。試してみる価値はあるとは思いますが、旨味で脳をハッキングすることを目的にするなら大トロや頬肉で十分役目を果たしてくれるかと。

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また、市場のなかでは日本唯一のふぐの自動販売機や、
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アンパンマン自動販売機があって興奮しました。特に何も買いませんでしたが……。

ちなみに、この市場では寿司や天ぷらを食いすぎて多分5000円くらい使ってしまったので、もう二度とここに来ないようにしようと思いました……。

 

海響館(山口・下関)

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個人的にめちゃ行きたかった水族館。唐戸市場の近くにあったので驚きました。時間に余裕があれば寄りたかったのですが、友人にこういうのが好きな人間がいないのと、馬鹿みたいに人が並んでいたので諦めました。また無職になった時に来ようと思います。ここに来る時は、唐戸市場にも来てしまうんだろうなあ……。嫌すぎる。

 

秋芳洞(山口・美祢)

ずっと前から来たかった、日本屈指の鍾乳洞!

車じゃないと来づらい場所にあるので、実績を解除できて本当に良かったです。ありがとう友人達。入場料の1300円は高いけれど、体験価値には変えられない……。
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鍾乳洞の入口。よく秋芳洞のサムネで見るやつだ!

中に入ると一気に冷え込み、湿気もすごく高い。足元は濡れているので、間違ってもサンダルとかで来ないようにしてください。友人はサンダルで入ってしまったので、マジで苦労していました。
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有名スポットの百枚皿。ポケットモンスタールビサファの「りゅうせいのたき」っぽい。ルナトーン出てきて欲しすぎ。
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なかは水が激しく流れる音で五月蝿く、びっくりしました。静かな空間だと思っていたので。ゴウゴウ流れているのでウケます。
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鍾乳洞っぽい光景。
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なんか面白い空間。苔が生えていますね。
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ガチで極太の黄金柱。これは圧巻なので一見の価値ありです。
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マリア観音。名前的にいろいろと大丈夫なのか心配になる。
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個人的に一番面白いなと思ったのは、鍾乳洞内で足元用につけられているランプの近くに、苔や植物が生えている点です。植物の発生条件が揃っているんだ〜!と興奮しました。おそらく、人間の足にくっついていた植物の種が洞窟内に運ばれてきたんだと思いますが、果たして人間が入らなくても苔とかは生えていたのかなと考えると、その後の植生の遷移を見たさがあります。

 

秋吉台(山口・美祢)
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秋芳洞の上部にある、日本最大級のカルスト台地です。お〜となりました。でかいし広い。

で、賢明な読者なら気がついているかも知れませんが、先述の鍾乳洞が秋芳洞(あきよしどう)で、ほぼ同じ土地にあるカルスト台地秋吉台(あきよしだい)というように、読みが同じ「あきよし」なのに漢字は違うんですよね。

これなんでかな〜って調べたんですけれど、

秋芳洞はしゅうほうどう?あきよしどう?どっち? - 美祢市観光協会 スタッフ・ブログ

秋吉台のスタッフの人が10年前に書いていてくれています。

時系列で言うと、

1. 秋吉(あきよし)という地名が先ずあり、秋吉にある台地なので「秋吉台(あきよしだい)」と名付けられる。

2. 大正15年に、殿下が秋吉にある鍾乳洞を「秋芳洞(あきよしどう)」と名付ける。←ここが捩れの原因

3.秋吉の地域は昭和30年の4月に合併して、秋芳町(しゅうほうちょう)と名付けられる。

4. 秋芳町にある「秋芳洞(あきよしどう)」なので、住民からは「しゅうほうどう」とも呼ばれるようになる。

と言うことらしいですね。ややこしすぎる。

ちなみに、この辺りの景色はめちゃくちゃに良くて、車で走ると最高に気持ちが良さそうでした。それもあってか、スポーツカーや高級車、高級バイクとめちゃくちゃにすれ違いました*2。この辺りは車好きのドライブスポットとしても有名なのかもしれません。

 

⑤見蘭牛ダイニング 玄(山口県・萩)

道の駅にあったハンバーグ屋さん。めちゃくちゃ人気で、午前1時ごろに到着した時にはかなりのメニューが売り切れになっていたので、そんなに美味しいのか!?とドキドキしながら入店。

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これが注文した「ハンバーグ 究極の黒」です。見た目はかなり美味しそうですが、個人的には全然牛じゃなかったので悲しくなりました。食感がふわふわで、全然牛を食べている気がしないんですよね。もしかしたらこのふわふわが人気の要因なのかもしれませんが、自分は肉が詰まった肉汁溢れる系統が好きなのでうまくマッチしませんでした。相性が悪かったですね。残念。

 

 

⑥角島(山口県・下関)

道の駅にあるハンバーグ屋を出てからそのまま萩に行こうとしていたのですが、調べてみると萩には想像以上にピンと来る観光地がなく、これじゃあ宿泊施設にチェックインするまで暇だね……という空気になりました。そこで友人と話し合い、「ルートとしては逆になってしまうけれど、今後の到着の難しさを考えると角島に行った方がよくね?」という話になり、無事に承認。ドライバーへの負担が唯一の懸念点でしたが、「俺は運転する機械なので……」ということでOKをもらえて良かったです。

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これでがっかりスポットだったらマジで終わってましたが、結果、来れてよかった……と全員が口を揃えていたのでよかったです。かなり綺麗ですからね。ドライバーは最高に気持ち良くなれると思います。

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角島にはいろんな国からのゴミが届きがち。
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これが角島の先っぽです。密漁すると罰金3000万円らしい。震える。

帰り際、角島大橋の情報を見つけました。

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なんと、8年と149億円をかけて橋を竣工したらしい。事業案が「過疎地域市町村道代行改革事業」となっているので、おそらく角島の住民のためにかけられたのでしょう。

調べてみると、このような記事がありました。

《平成の名所はこうして生まれた》角島大橋(3) 「目立たない橋に」 主役は海と島のこだわりで景勝地に - 産経ニュース

個人的には、これほどまでに魅力的でめちゃくちゃ人も集まっている観光地になっているんだし、もっと積極的にビジネスをやればいいのになあと思っていたのですが、やっぱり島民第一の橋らしいですね。疑問が解消されてよかったです。

 

⑦浜ごはん 遊縁

この日の宿は、翌日島根に移動することを考え、なるべく島根に近い地域を選びました。自宅を改修した民宿らしいのですが、かなり快適で良かったです。

夕食がすごいと聞いていたのですが……
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マジで品数に圧倒されました。全部めちゃくちゃ旨いのでサイコーです。

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なかでも、ご当地ブランドの「須佐男命いか」は身が甘くてめちゃ旨でした。これ、しかも刺身にされながらも生きているんですよ。イカからしたらマジで可哀想ですし、人間様はマジでサイコパスなんですけれど、これでめちゃ旨なので本当にごめんなさい……と思いながらモリモリ食べました。イカおいしい。

 

3日目所感

ずっと行きたかった、秋芳洞と角島の二大名所に行けたのでマジで良かったです。実績解除も出来たことだし、この地域には割と思い残すことがないかもしれない。ひとりではレンタカーを借りてまで行くモチベがマジでなかったので、友人にガチ感謝です。

*1:下関周辺では、フグではなく「ふく」という呼称が徹底されているのですが、めんどいのでここではフグにします

*2:自分は車やバイクを全然知らないのですが、車好きな友人がすごく興奮していたのでお高いんでしょう