新薬史観

地雷カプお断り

中国地方旅行5日目(松江→地蔵崎→倉吉→鳥取)

 

f:id:negishiso:20220504120036j:image

中国地方旅行5日目、松江→地蔵崎→倉吉→鳥取のコースです。

 

これまでの旅行の記事はこちら。

中国地方旅行1日目(京橋→広島) - 新薬史観

中国地方旅行2日目(広島→宇部新川→下関→福岡→下関) - 新薬史観

中国地方旅行3日目(下関→秋芳洞→角島→須佐) - 新薬史観

中国地方旅行4日目(須佐→仁摩→石見銀山→出雲→松江) - 新薬史観

 

今回は5日目の記録用メモです。

 

①地蔵崎(島根県・松江)

友人に半島の先端まで行きたい症候群患者がいるので、島根県の先っぽの地蔵崎に向かうことになりました。ただ、メインドライバーが首を痛めたので、自分を含めたペーパードライバーが数人で交代して運転をすることに。

f:id:negishiso:20220504112520j:image

道中の道が狭く、かなり運転しづらそうではありましたが無事に到着。運転の前にサイドブレーキを解除しましょう、バックするときはシフトレバーをRにしましょう、などというおさらいから始まったので一時はどうなることかと思いましたが、怪我や事故もなく到着できてよかったです。
f:id:negishiso:20220504112525j:image

かなり景色がきれいです。
f:id:negishiso:20220504112513j:image

美保関灯台。白くてかっこいい。
f:id:negishiso:20220504112516j:image

高浜虚子与謝野晶子与謝野鉄幹も美保関について言葉を残していて、そういうのに触れるとちょっと感慨深くなりますね。

ちなみに、この辺りで海の八甲田山と呼ばれる日本海軍の多重衝突事故が起こり、演習にも関わらず駆逐艦「蕨」が沈没し、駆逐艦「葦」も大破して119名が死亡したらしいです。日本海軍はその事故を隠蔽していて……という内容の説明板が設置されていたので、気になる方は調べてみては如何でしょうか。

 

②こめ蔵(鳥取県・米子)

気になっていたお店が軒並み休業しており、全員疲弊しながらなんとか入店。究極の丼を謳っていたので割と期待していたのですが、ひと口食べてウーンという感じ。悪くはないのですが、味がかなり濃くてしょっぱかったです。

f:id:negishiso:20220504113152j:image

頼んだ味噌カツ丼

 

二十世紀梨記念館(鳥取県・倉吉)

鳥取砂丘に向かう途中で、看板を発見したので寄り道をすることに。名前が面白いですからね。
f:id:negishiso:20220504113009j:image

そして到着して驚く、その規模の大きさ!

もっとも、これは鳥取県立倉吉未来中心という建物であり、その一部が記念館になっているようでした。
f:id:negishiso:20220504113051j:image

中国、韓国、日本の梨一覧。こんなに梨が並んでいる光景を見るのは初めてかもしれない。
f:id:negishiso:20220504113035j:image

入館すると、もれなく梨の食べ比べもついて来ます。入館料がたった300円であることを考えると、これだけで元は取れるかも。

食べ比べできたのは、「愛宕」「新雪」「王秋」の3種類。日本酒飲み比べと違って、ぜんぶちゃんと味が違うのがわかってよかったです。個人的には王秋が一番美味しくて好き。

f:id:negishiso:20220504130903j:image

面白かったのが、これらの品種のほとんどの元に二十世紀梨があるということです。競馬で言うところのディープ産馬的な立ち位置なのかと考えると、ちょっと面白いですよね。
f:id:negishiso:20220504130908j:image

あとこの辺りのパネルは非常に勉強になりました。梨には他の果実と違って、お菓子などによく採用されているソルビトールという成分が含まれているので、ひんやり美味しく感じるらしいです。また、梨は冷やすことで果糖がα型からβ型になり、3倍近く甘くなるとのこと。おもしれ〜。f:id:negishiso:20220504113042j:image

他にもひなビタとコラボしたお団子があったので買ってみたり*1
f:id:negishiso:20220504113031j:image

二十世紀梨99.9%の梨ジュースもあったので、試しに飲んでみました。想像以上に梨でビビりました。

 

鳥取砂丘鳥取県鳥取市

ラストは本日のメインの砂丘へ。
f:id:negishiso:20220504113128j:image

日没より1時間早く来てしまいました。本当はもっとゆっくりして日没までだらだらしても良かったのですが、飲食店の予約を取っていたため、日の入りを見ることは出来ず……。
f:id:negishiso:20220504113003j:image

とりあえず一番高いところまで行こうと砂丘に足を踏み入れたのですが、想像の10倍くらい観光客がいてビビりました。駐車場も満杯でしたし、集客力すごいですね。

ていうか砂が多すぎる。

f:id:negishiso:20220504142615j:image

パノラマで撮影しましたが、マジで一面砂景色。かっちょいい。ラクダとかいてほしいですね。

f:id:negishiso:20220504113005j:image

ようやく馬の背と呼ばれる、周囲を見回せる地点に到着。けっこう苦労しましたが、その分景色はとても良いです。個人的にはこれくらいの時間帯が一番綺麗だと思います。
f:id:negishiso:20220504113120j:image

馬の背から降りるついでに、自然発生したというオアシスにも立ち寄ってみました。
f:id:negishiso:20220504113125j:image

面白いかたちの草が生えている。

砂丘に移入する植物 : 鳥取砂丘未来会議

詳しそうなサイトをさらっと見たのですが、種類がよく分からないですね。なんなんだろう。

鳥取砂丘「緑化」に悩む コロナ禍 除草ボランティア半減 | 山陰中央新報デジタル
また、この砂丘の雑草は毎年ボランティアによって駆除され、景観を守られているという事実が面白かったです。果たして大人数でわざわざ自然の動きに逆らうことが自然環境に対して良いことなのかは分かりませんが、それはそれとしてこの砂丘を見ると感動はするので、誰かがやるべき仕事なのかもしれません。個人的には砂丘が草で埋もれていく様子を眺めるのも楽しそうなので、放置してほしさがありますが……。

 

⑤酒処わさび(鳥取県鳥取

前日、島根でどこにも入れない問題を解決すべく予約して行ったお店。なかなか駐車場が見つからず、先に店内に入った自分と駐車場を探す友人と、連れを待ち続ける店員とでプレッシャーの掛け合いが始まり、なかなかキツイバトルになりました。結局は十数分後になんとか合流できたのでギリギリセーフでしたね*2

f:id:negishiso:20220504113021j:image

鳥取名物の豆腐ちくわは絶対に食べたかったので注文。豆腐をちくわにした感じでした。それはそう。お前は豆腐ちくわに何を期待していた?f:id:negishiso:20220504113144j:image

続いて、お店オススメの「ブリのレバ刺し風」。これ、ごま油と塩を混ぜたやつと絡めて食べるんですけれど、ドチャクソに美味しくてビビりました。ごま油と塩を混ぜたやつだけでも美味いので、ブリが美味いのかどうかは審議の対象ではありますが、しっかりと美味しかったので安心してください。鳥取のブリは旨いです。

他にもブリしゃぶとか、めちゃくちゃ辛いわさび菜を食べました。美味しかったです。

お酒は地酒の鷹勇 純米吟醸強力や、諏訪泉 純米酒を注文しました。鷹勇は1合1400円とかいうバケモノみたいな値段でしたが、たしかにその価格だけ美味い……ような?諏訪泉の純米酒は、2年間熟成してから出したのでやや黄色になっていて、それだけ臭みに近いものがありました。個人的には鷹勇の方が好きかなあ。

 

⑥お好み工房 こな(鳥取県鳥取

初日に食べた粉物の美味しさを求めて入店。f:id:negishiso:20220504113012j:image

豚平焼きや、
f:id:negishiso:20220504113103j:image

カレーそばめし、
f:id:negishiso:20220504113000j:image

1日10食限定のおこバーグ(お好み焼き×ハンバーグ)は美味しかったのですが、
f:id:negishiso:20220504113148j:image

最後に注文した広島焼が全然美味しくなくて、全員涙を流しました。店名にも「こな」って書いているのに、粉物が美味しくないの嫌すぎる。広島焼を食べるなら、やっぱり広島で食うしかないのかもしれませんね。

ここでも地酒の日置桜(鳥取)や瑞泉(鳥取)を注文しました。自分は瑞泉の方が好きですね。

 

5日目所感

急遽自分も運転することになったり、スケジュールが思うように進まずにドタバタした1日でした。というか、これまでに比べて5日目は事前にルートやスケジュールを作り込んでいなかったので、大人数で移動する際の指針が失われて良くないように思いました(たとえ途中で変更することになるとしても!)。あと、この日の宿はこれまでに泊まったことがないレベルのもので、ロッカーに物を入れるなとオーナーに言われる程度に治安は悪く、すべての寝室空間はつながっていて臭く、埃が雪のように舞っていて汚く、朝になったら教官が笛を鳴らして「起床ォーーーー!!!!」と叫びだしそうな宿だったので、もういい大人なのだし、これからは少し高くてもビジネスホテルに泊まった方がいいし、そのためにも早めに計画を立てて予約をする必要があると思いました。

あと、古い銭湯に入るときにはシャンプーとリンスとボディーソープを持参すること。これまでに何度もやらかしているのにも関わらず、ついつい忘れがちなのですが、最低でもミニタイプは持っておきたいですね。

 

*1:ひなビタは1mmも知りません

*2:店側からしたらアウトだったかもしれない