みなさんスクスタやってますか?
僕のストーリー進捗状況ですが、一時期マジで飽きて放置してたので、恐らくガチな方々よりかは履修率が悪い。レベルも低いし。
今のところは大体こんな感じです。
・メインストーリーはコンプ
・虹ヶ咲の絆ストーリーはほぼコンプ(あと果林先輩だけ)
・穂乃果と海未とことりの絆ストーリーもコンプ(何故か突然あなたちゃんにメロメロになるのでカプ厨にはオススメしません。推しと付き合いたい勢かつ自分とあなたちゃんを同一視できるオタクは見たら嬉しいと思う。俺は吐きそうになりながら目を真っ赤にして読んでいる)
・Aqoursの絆は手つかず
・イベントのストーリーは8割くらい読んでる
という感じ。
で、まあこれまでのストーリーを読んでいて思うんですけれど……これ、もうちょっとなんとかならないんですかね。
まあ、「またオタクがなんか言ってるよw」で済ませてくれても良い案件ではあるんですけれど、それにしてももう少しなんとかならんのかという思いが強い。
例えば、第一にメインもイベントストーリーも、「これからキャラを作り上げていく」という姿勢がほぼほぼ見られない気がする。栞子は加入云々があったから、当然、「対立から加入」の遷移を描くために変化しなければならないのだけれど、μ'sもAqoursも全く不動の存在だし、虹ヶ咲もほぼほぼ置きに行っている感じ。
では、どういうことか、お前は何が望みなのかというところを書きますが、
個人的には、ストーリーはキャラの成長を描くものだと思っているんですよね。
で、そのために何が必要かと言うと、「隠されていた何かが明らかになる」「他のメンバーと対立する」「過去を乗り越える」などがあると思う。脚本家ではないから断言できんが。
で、やっぱり話がおもしろいのは、キャラが葛藤してどちらに転ぶのか、というところに尽きると思っていて、大抵は過去に打ち勝ったり、何らかの犠牲を払って新たなステージに行くから感動が生まれるわけで、それが無いとストーリーってマジでつまらないと思うんです。
スクスタのイベントストーリーはまさにそうで、あれは「学校を超えたキャラ同士の日常」を描いているんですよね。まあ、スクスタ自体が学校の垣根を越えた新たな世界線ということなので、それ自体は一切問題がないんですが。
でも、それならなんでもっとおもしろいことをやらんのか、と疑問に思ってしまう。
だって、現状はイベントに出てくるキャラの「必然性」がないじゃないですか。
例えば今回のハロウィンのイベントでは、「海未、ことり、果林、千歌、彼方、鞠莉」が出てくるんですが、「なんで?」ってなりませんか?
なんで海未とことりなの? なんでさらに千歌と鞠莉を選んだの? 彼方と果林の理由は?
これがストーリーで明かされるならいいんですよ。一見、何の共通項もない6人が、実はハロウィンを通して何らかの共通点を見いだしたり、あるいは成長したりする。
でも、マジで何もないじゃないですか。
ネタバレになりますが、ことりが穂乃果の紙芝居をつくる。海未がなぞなぞ出す。彼方がお菓子つくる。果林がヨガ?を教える。鞠莉がシャイ煮つくる。千歌がミカン積み上げる。
……で?
いや、これで終わりなんですよ。マジでなんですかこれ。
この6人である必然性が語られないどころか、6人集まっても、ただ自分の芸(しかも海未に至っては意味のわからんなぞなぞ出して終了するし)を披露して、周りから突っ込まれて終わり。
これ、ストーリーなんてあってないようなもんですよ。
いや、マジで申し訳ないんですが、多分自分の方がまだマシな話を書けると思います。
口だけだとよくないので、雑に下に書いていきます。
こういう「オタクの俺の方がうまく書けるのに!」という思い上がり系が苦手な方は下まで飛ばすか、ブラウザバックしてください。
まず、無理矢理3高の見せ場を作らなくてもいいと思うんですね。イベントなんていくらでもあるんですから、今回は虹ヶ咲とμ's、次はAqoursとμ'sといった感じで、ストーリーを動かすキャラは絞ったほうがいいと思います。メインではなくイベントなので、文量も短いことを強いられます。短い文章でキャラの成長を書くのはすごく難しいと思うんです。
なので、自分は今回、彼方とことりに絞ってみるのはどうかと思います。
例えば、彼方は料理が上手ですよね。設定として、ことりもお菓子作りが趣味、ということもある。でも、彼方のほうはライフデザイン学科で、それを専門にして勉強している学生なんだから、ことりよりも料理の知識があっても違和感がないですよね。
それを踏まえたうえで、3高合同のハロウィンパーティーを行う(ここでも、無理に6人だけ登場させるとかいうのは要らないんですよ。不自然なので)。
で、みんなで仮装したりお菓子を持ちよったりして楽しんでいると、ある一角に人が集まっている。なんだと思って近づくと、どうやら彼方のお菓子が大人気のようで、「こんな美味しいお菓子、食べたことがありません!」と海未あたりに言わせる(ただ、海未は賢いからことりに遠慮して本音を言わないだろうし、だからここでは、お菓子が好きで、自分に正直そうなルビィに「これすっごく美味しい!このなかで一番美味しいかも」と言わせてみたい。まあ、今回のイベントにルビィはいないんですが)。
で、ことりも食べてみると実際に美味しくて、割とそれなりのショックを受ける、というのが小さな事件。そこからはシリアスに進んでもいいし(キャラの成長に少しのシリアスはあったほうがいいし、寧ろ今のイベントストーリーの、何の事件もなく表面をなぞるだけのストーリーの方が、毒にも薬にもならなくて良くないと思う)、少しギャグチックに「絶対に彼方ちゃんに勝つぞ!」と目をメラメラさせてもいい。
とにかく、ここでストーリーが何処に向かっているかを示す。ここでは「ことりが彼方を越えようとする」ということになる。
で、パーティもそこそこにキッチンに籠もって海未に何度も試食してもらうんだけれど、うまくいかない(この役目も、本当は穂乃果でいいと思うけど「私はことりちゃんのつくるお菓子は何でも好きだけどなあ」とさりげなくゴールを匂わせるとか)。さあこれからどうなるのかというところで、彼方の妹大好き設定を活かして「遙ちゃんのことを思って作っているんだ」という流れで、ベタだけれど「大好きな人を想ってつくる」という方向に進んでもいいし、ニジガクのテーマでもある方向性の違いを活かして、「海未(穂乃果)にとっての一番はことりのお菓子」という方向に進んでも良い。これに関しては、両立もできると想う。
で、最終的に、ことりは「自分のお菓子を喜んでくれる人がいるからそれでいいんだ」という気付きを得て、「でも海未(穂乃果)ちゃんにもっと喜んでもらいたいから、彼方ちゃん、今度料理教えてね」と締めくくる。
これによって、ことりはお菓子作りにおいて成長するし、彼方とことりという新しい関係性を構築することもできる。それでいて、彼方と遙のハロウィンの思い出を描く余裕があれば、二人の関係性をよりはっきりとしたものにできる。
とまあ、ここまでオタクの妄想を書き連ねた訳だが、どうだろうか。
勿論、ハロウィンを題材にするんだから、イタズラ方面で話を進めるやり方もあるだろうし、キャラセレクトを変える選択もある。
ただ、少なくとも自分にとっては、今のイベントストーリーよりかは数倍マシなものができるんじゃないかと思う。いや、誰が書いても今よりかは良くなる。
理由は簡単で、ランダムでキャラを選んでいるからである。
共通項か対立する設定でキャラを選べよ!
ということですね。
ほんとうに、ランダムでキャラを選んで、当たり障りのない会話をしてイベントを消化するのはやめてほしい。
「○○推しは読まないと損する!」というものこそが「ストーリー」であるべきだし、そういう意味では、もうやめちゃったけどスタリラのイベストはかなり丁寧に作られていたように思う。
ストーリーをしっかり作れば、今のイベントストーリーみたいに、「その一枚絵いる?」ということもないと思うんですがね……。
いや、まあカードを出すノルマがあるかもしれんけれど……それよりキャラを大切にしないと、どんどんイベントやる人は減っていくと思うんだよなあ。
マジでどうにかならんかなあ……イベントストーリー……。
まあ、メインストーリーの絡みもそうなんですけれどね……なんだよゾンビって……メインでやるな……あれこそイベントストーリーだろ……。
はあ……シャニマスやりてえ……。
【追記】
かなりスクスタのシナリオを責める文章になりましたが、恐らく「ランダムの6人固定」「ほのぼの展開絶対」「対立禁止」などの条件があるだろうし、それを踏まえたうえで書くシナリオはめちゃくちゃに難しいと思います。自分も絶対に無理です。悪いのはシナリオライターではなく運営ということを明記しておきます。