中国地方旅行4日目、須佐→仁摩→石見銀山→出雲→松江のコースです。
これまでの旅行の記事はこちら。
中国地方旅行2日目(広島→宇部新川→下関→福岡→下関) - 新薬史観
中国地方旅行3日目(下関→秋芳洞→角島→須佐) - 新薬史観
今回は4日目の記録用メモです。
- ①仁摩サンドミュージアム(島根県・仁摩)
- ②石見銀山(島根県・大森町)
- ③松の屋(島根県・出雲)
- ④出雲大社(島根県・出雲)
- ⑤宍道湖(島根県・松江/出雲)
- ⑥立ち呑み居酒屋ドラム缶(松江)
- ⑦地産地相酒場たかの屋(松江)
- ⑧ごっつおらーめん(松江)
- ⑨途中で見かけた面白そうな店(松江)
- 4日目所感
①仁摩サンドミュージアム(島根県・仁摩)
宿を出て石見銀山に向かう途中、島根オススメスポットとして上司に勧められた博物館があったので立ち寄ることに。
めちゃ三角なピラミッドですね。
実はここに、ギネスにも登録されている世界で一番大きい砂時計があるらしいのです。なんと、1年間を測ることができるのだとか。なんじゃそりゃと言う感じですが、実際こんな感じの等身大レプリカが置いていました。デカい!
本物は天井に飾られているのですけれど、見えづらいのでこのようなレプリカが置いているみたいです。デカさが写真だと伝わりにくいように思うので、レプリカで把握してもらえれば……。
近くのパネルの説明にもありましたが、この砂時計を設計するためにはとてつもない資金と技術を費やす必要があったそうです。容器の製造にあたったドイツのショット社は、当初はこの壮大な計画に「日本人は何を考えているのだ。こんなもん作って何になる。気は確かか」という姿勢を見せたそうでウケました。それはそう。
砂時計の他にも回転する砂のアートや、
よくわからんけど綺麗なアートがあってかなり良かったです。砂が好きなら行って損はないと思います。おおよその所要時間は30分くらいでしたが、もっとたっぷり時間をとって遊びに行くのもアリかもですね。
最後に、砂のアート作りもできるということなので、推しカプカラーのピラミッドを作りました。良いですね〜こういうの。
②石見銀山(島根県・大森町)
折角だし世界遺産に行こうという話になったのですが、石見銀山へのアクセスが想像以上に悪く、周遊するのに費用も時間もかなり掛かるということが判明したため、急遽短縮コースを編み出すことにしました。具体的には、石見銀山のメインとされる龍源寺間歩には行かず、大森の街並みを眺めて名物の団子を食って帰るというコースです。楽をしすぎ説はありますが、石見銀山の世界遺産登録理由の要点に人々が景観を守り続けてきた事実がありますし、この街全体の空気としても石見銀山を非常に大切にしているように感じられたため、こういう歩き方も全然いいんじゃないかなと思います。
古き良き街並み。これを守るために、自動車の侵入を制限しているらしいです。そこにつけ込んだ割高なレンタサイクルのビジネスにはちょっとウーンな感じですが、まぁそれも世界遺産の見どころのひとつということで。
京都で見るような景観への配慮が、自動販売機にもなされていますね。
途中、名物の団子を買えました。自分が頼んだのは期間限定の桜餅の甘みそタレ。モチモチしていて、とても甘くて美味しいのでよかったです。
龍源寺間歩には行かず、横道にそれて清水谷製錬所跡を訪問。遺跡みたいでカッコよかったです。案内図によると、トロッコの線路跡があるとのことで、しばらくこの山道を登ってみたのですが、どこにも線路はなく、おそらく線路が通っていたのだろうという細道があるだけだったので引き返しました。
③松の屋(島根県・出雲)
出雲そばを絶対に食べるぞ!と意気込んでいたものの、到着がやや遅れたために出雲大社の近くの蕎麦屋は軒並み営業を終了していました。悲しい。諦めずに探してようやく見つけたのがこちらのお店。なんと自分たちの分で今日分のそばが終了したということで、めちゃくちゃギリギリでした。タイミング良く入れてよかった……。
注文をしたのは三段そば。同じ大きさの容器が三段に積まれて提供されるのが特徴らしいです。お蕎麦の味はかなり良くて、2秒で全てを食べ尽くしてしまいました……。また機会があれば食べたいですね。
④出雲大社(島根県・出雲)
過去に一度だけ訪れたことがある出雲大社。10年ぶりくらいの再訪です。
縁結びの神様がいるということなので、推しカプを4組書いて結婚を祈願しました。
けれどよくよく考えてみると、私が推しカプに求めている関係性は「結婚」ではなく、「ずっと側にいる」「恋愛感情で結ばれるのではなく、パートナーとして支え合う」というようなニュアンスが強いため、その部分をうまく言語化せずに脳死で結婚祈願をしたのは良くなかったと反省しています。まぁでも推しカプが結婚すると普通に嬉しいしな……。あながち間違いでもない。
アラサーにもなって、いつまでも架空のキャラの関係性を祈り続けるのも良くないので、そろそろ自分の運命についても取り組んでいきたいと思います。
「【重要】お前の人生終わりのお知らせ」みたいな結果が出たので腹が立ち、木に括り付けました。マジで許さん。
出雲大社の近くのお店に飾られていた、良い感じの貝殻。さしみらしい。さしみは道端で常温保存していいものなのか?
⑤宍道湖(島根県・松江/出雲)
松江にある宿に向かう途中で、宍道湖を通りがかりました。たまたま日没タイミングということもあり、どこの側道も車でギチギチで駐車ができず、走る車の中から眺めることしかできませんでした。なんとか走行中に撮れたのがこの一枚なんですが、偶然映り込んだチャリに乗っている人間がかなりいい感じになっていました。たいへん羨ましいのでこの写真の人物は私ということにして、知り合いや家族に紹介しようと思います。
⑥立ち呑み居酒屋ドラム缶(松江)
宿についてから良い感じの島根飯を食べられそうな居酒屋を探してみたのですが、ビックリするくらい混んでいました。誇張なしにこのお店以外全てが満席でした。ドラム缶居酒屋と言えば、フランチャイズ方式で全国展開している居酒屋なので、観光客が訪れるのは悪手な気もするのですが、何も飲まずにブラつく訳にも行かず、これまで入ったことがなかったこともあり、試しに入店。
結論から言うと、お店としてはかなり良い部類に入ると思います。アルコールも薄くないし、飯は美味しい。ワンオペなので対応に色々と時間は掛かってしまいますが、これで低価格なので言うことはないです。店員さん曰く、どこの店も観光客が訪れているんですよとのこと。私たちの仲間が大量に松江を荒らしているらしい。本当に申し訳ない。島根にはあまり立ち飲みの文化がなくて困っています、ともその店員さんは言っていて、なるほど確かに立ち飲みを見かけなかったことを思い出しました。立つか座るかでも地域性って出るんですねえ。
⑦地産地相酒場たかの屋(松江)
続いて、無理やり当日予約を入れることに成功し、なんとか入店。
地元のものを取り扱っているお店らしく、かなりよかったです。ただ、記憶があまりない。値段はちょい高めかも。
ご当地のおでんを頼んだり、宍道湖なのでしじみ汁を頼んだ記憶はあります。
地酒にも、月山や七冠馬など、いろいろ手を出しました。なかでも一番美味しかったのは、李白の将進酒ですね。このお酒は結構感動できたので、かなりよかったです。
⑧ごっつおらーめん(松江)
ドラム缶居酒屋の店主から、牛骨ラーメンがおすすめですよとの情報をもらっていたこともあり、こちらのお店に。流石に爆食い生活も4日目に入ると、胃が疲れてしまってそれなりにお腹がいっぱいになるのですが、久しぶりに食べるラーメンは美味しくてよかったです。でも牛骨ラーメンのスープとか全然覚えていない。何が違ったんだろう。
⑨途中で見かけた面白そうな店(松江)
ん
ここも割といきたくて、ずっと入るタイミングを伺っていたのですが、残念なことに常時満席でした。山陰餃子、何が特別なのか全然わかりませんが、実際に入店して食べるまでは知らないままで居ようと思います。
4日目所感
仁摩サンドミュージアムのような施設がかなり好きで、ニッチな情報を提供してくれる場っていうのは本当に貴重だなと思います。今回はそこに行けてよかった。石見銀山も世界遺産という情報しかなく、具体的なイメージが思い浮かばない場所だったのですが、今回の訪問で石見銀山が地域から長年にかけて大切にされているという事実を知れて良かったです。このように「観光地における観光客を脅威として取り扱うシステム」を目の当たりにすると、自らの加害性を自覚させられるようで辛くなります。でも本当に万事に通じる(加害者にとっての)ありがたい痛みなので、これからも大切にしていきたいですね。そういう意味でも、大森の街並みは一見の価値ありだと思います。人がしっかり住んでいるので。
あと、本当に推しカプには幸せになってほしいので……出雲大社さん、マジで頼みますよ。