新薬史観

地雷カプお断り

中国地方旅行6日目(鳥取→たつの→姫路→神戸→京橋)

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中国地方旅行最終日となる6日目、鳥取→たつの→姫路→神戸→京橋のコースです。

 

これまでの旅行の記事はこちら。

中国地方旅行1日目(京橋→広島) - 新薬史観

中国地方旅行2日目(広島→宇部新川→下関→福岡→下関) - 新薬史観

中国地方旅行3日目(下関→秋芳洞→角島→須佐) - 新薬史観

中国地方旅行4日目(須佐→仁摩→石見銀山→出雲→松江) - 新薬史観

中国地方旅行5日目(松江→地蔵崎→倉吉→鳥取) - 新薬史観

 

今回は6日目の記録用メモです。

 

旅行6日目ともなると流石に皆にも疲れが見え(前日の宿が酷かったこともある)、予定通り早々に新大阪まで帰ることになりました。ひとつ、帰り道で見かけた揖保乃糸の体験型施設が面白そうだったので立ち寄ることに。

 

①そうめんの里(兵庫県たつの市

揖保川を渡ってすぐのところにあった施設。

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そうめんの里!ストレートなネーミングセンスがいいですね。
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なかでは、麺類の製作風景を見ることができて良かったです。機械がすごくはやく動く。
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入り口にあったそうめんすだれが綺麗。

他にも売店が充実しており、揖保乃糸のパスタや中華そばなど、面白いものを購入しました。

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外には食事スペースもありました。せっかくなので利用することに。かなり早めに着いて予約をしてみたのですが、開店前になるとすごい人の数に圧倒されました。人気なんですね、ここ。スムーズに案内されて良かったです。

そうめん4人前を注文。デカすぎる。
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テーブルの真ん中にあるプールのようなところにそうめんを流せば、簡易的な流しそうめんが味わえるということらしいです。
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こんな感じ。

自分の記憶では流しそうめんってあまりしたことがなかったので、楽しめてよかったです。ただ、当たり前ではあるのですが、水に流して「動」の状態にしたそうめんと、普段食べている「静」のそうめんとでは味に変化があるわけもなく、一同揃って「普通にそうめんだな……」と呟いて以後黙々と食べることになり、会話が盛り上がることはありませんでした。私は流しそうめんに過度な期待をしすぎていたのでしょうか?流しそうめんの立場になって考えてみると、たしかに過度な期待をしすぎていたのかもしれません。でも見ていて楽しかったので良かったです。

 

②姫路城(兵庫県姫路市

せっかくなので、通りがけに姿だけでも拝むことに。
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時間に余裕はあったので駐車スペースがあれば近くまで行こうと思ったのですが、駐車場はどこも満車なうえ、観光客が想像の10倍以上詰めかけていて、コロナのコの字もなかったので諦めました。そんなに集客力のある施設か!?と思いましたが、実際に眺めてみると綺麗で唸ってしまいます。流石に白鷺城と呼ばれるだけのことはありますね。あと、姫路城が世界遺産に登録されていると知らなかったので、それを知れたのもよかったです。

 

③ナワジョティ(兵庫県・神戸市)

かつて(今も?)Twitterでめちゃくちゃ人気だった、絵文字満載ツイートをしているお店。友人が唐突にその名前を出したことにより、数年ぶりに存在を思い出しました。実は神戸にお店があるということで、早速訪問。
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「店員がインド人だ」はインドカレー屋あるあるのなかでもトップレベルの実証性を誇っていますが、初手の挨拶で「ナマステ〜」は初めて食らいました。うまく返事が出来ず、悔しかったです。強欲なので、一番高いランチセットを注文しました。
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ボリューム、すごっ!

デブオタクが大好きなチーズナンを食べました。チーズがトロットロで甘くて脳までとろけそうでしたが、ここまで甘いと辛めのチキンカレーとは相性が悪く、「チーズナンは単品で食うべきものだな……」という友人の言に同意しました。みなさんも度が過ぎたチーズナンには気をつけましょう。相性問題はさておき、ぜんぶ美味しかったのでよかったです。

その後、駐車場混雑しすぎ問題を乗り越え、新大阪に無事に到着。そのまま三重方面に行く友人とは別れ、東京行きの新幹線を待つ友人と、時間を潰すことになりました。

「さて、じゃあ何処に行こうか?」

 

④ねこ劇場たちのみねこ(大阪・京橋)

友人と戻ってきたのは大阪の京橋でした。

そう、この中国地方旅行が始まる前に、別の友人と一緒に酒を飲んだ地です。

中国地方旅行1日目(京橋→広島) - 新薬史観

自分は現実を虚構と同じような構成にしたい欲求があるので、旅の始まりと終わりを京橋という土地で一致させることに強い快感を覚えました。

たちのみねこはせんべろの店として有名らしく、旅行の前に友人に紹介されたものの、満席だったので(立ち飲みなので満員か?)入れませんでした。今回はギリギリ入店できてよかったです。

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とりあえず乾杯。

このお店の特徴は、店内にやたらと貼られた猫のシールと、とにかく安い価格設定にあります。ドリンクはほとんど200〜300円ですし、フードは100〜200円のものが殆ど。嬉しいですね。
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気になっていた天使のハイボールも注文しました。これ何を割っているんだっけ?どこかで見たことがあるんだけど思い出せないな……と思っていたら、張り紙で「銀座のすずめ白麹」を割ったやつだとネタバレされていて良かったです。それはそれとしてどこで飲んだのかを思い出せないのですが。

また、もうひとつ目立っていた、白雪大吟醸ハイボールがとても美味しかったのでオススメです。吟醸の香りをハイボールで楽しめるのって嬉しいですよね~ウイスキーの香りもいいんですけれど。

 

⑤立ち飲みいなせや(大阪・京橋)

続いて入ったのが、このお店。

最近できたばかりらしく、ネオンライトや店内の装飾がオシャレで、若者を中心にかなり賑わっていました。それほど待たずに入店。
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サラリーマン風の侍がコンセプトっぽいですね。それはそうとして、店外にあるこのメニューはどうやらブラウン管で表示されているらしく、カメラのシャッタースピードに走査線がついてこれずに黒い線がめちゃくちゃ入って撮影に苦労しました。斜めから撮影すれば線が入らずに撮れることが分かって良かったです。

まぁ、これを撮って何かをしたい訳ではないですが、猫がもたらすおみやげのように私の戦利品も受け取ってください。
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とりあえず乾杯。生ビールは280円と破格。
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このアンチョビポテトは180円
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こちらのあさりの酒蒸しは380円
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そして、この鯛の荒炊きは330円!

やっす!!!

この価格だけでも嬉しいのに、料理の見た目も丁寧だし、提供は早いし、味も美味しいしで文句の付け所がありません。カコイチコスパ最強のお店でした。ここ本当にいいので、全人類にオススメします。本拠地は京都らしいので、京都でも立ち寄ってみたいですね。

 

このお店で完全に満足した自分と友人は、新幹線の時間的にもいい頃合いなので、京橋駅で別れることになりました。これで私の旅行はおしまいです。よく「お家に帰るまでが遠足です」と言いますが、あの言説は気の緩みによる事故防止を啓発するためのものでしかなく、個人的には妥当性に欠ける言説であると思っています。旅行にしても遠足にしても、一緒に同じ時間を過ごした人間と別れてひとりになり、非日常による高揚感が薄れゆき、微かな孤独を覚え始めた時こそが「旅の終わり」ではないでしょうか。

そういう意味でも、私の旅行は久しぶりに会った最後の友人と別れ、ひとり違うホームに向かうその瞬間に終わりました。さようなら。そしてありがとう。

 

全日程の所感

かなり楽しかったです。久しぶりに会う友人は、服装や髪型が変わっていても、中身は全然変わっていないな〜と感じることができたのが大きな収穫でした。旅行で回ったところとしては、ひとりでは行きづらい秋芳洞角島大橋石見銀山あたりに行けたのがよかったです。これでまたひとつ、明日死んでもいいかもなゲージが貯まりました*1。あと、あれだけバカ食いしても体重が全然増えてなかったのも嬉しかったです。旅行中もひたすら特茶を飲んだり、こっそりスクワットや腕立て伏せをしていた甲斐がありましたね。

さて、私を含め、友人はみな自由な時間を作りにくい社会人になってしまいましたが*2、またこうやって旅行できればいいなと思いました。地元に友達がいないので最近はずっとひとりで行動していたのですが、複数人による旅行の楽しさを思い出してしまったので、人間の存在って大事だなと思います。今回の記事を書きながら、ネットの人間とも旅行に行ったら楽しいかもなと思ったりしています*3。個人的にモチベが高いのは、文章を書くオタク複数人で温泉宿に2泊くらいして、小説家になりきって特定のテーマのもとで1万字程度の原稿を仕上げるというイベントです。はやく仕事を終わらせた小説家から自由に観光ができ、最後の夜に完成作の読み合わせをする……という筋書きでやりたいなぁと。もしそれなりの人数が集まるなら、完成作を編集して「○○(任意のカプ/あるいは一次創作)温泉旅行合同本」として同人イベントで頒布するのも面白いかもしれませんね。構想から5年くらい経っているので、そろそろ動き出してもいいのかな~とは思います。やりたい人がいたらTwitterのDMにでも連絡ください。

*1:自分は常日頃から明日死ぬかもしれないと思いながら過ごしているので、自分の手持ちの時間には敏感ですし、忘却を恐れて自己の精神や時間をブログに記録したがる側面があります。おそらく私はこの先も、死んだ時によぎる「後悔」という名のド級のダメージを減らすことだけに時間と費用を費やしていくつもりなのですが、これが自分にとって本当に「良い」方向なのかは分かりません

*2:尤も自分以外の友人は福利厚生のちゃんとした企業に就職しているので、休みを取ることにはそれほど苦労しなさそうですが

*3:ただ、これは他者の現実の振る舞いを見て双方ともに幻滅してしまう危険性も孕んでいるので、慎重気味ではあります